Algebraic Models for Accounting Systems

Algebraic Models For Accounting Systems
Salvador Cruz Rambaud Jose García Perez Robert A. Nehmer Derek J. S. Robinson
World Scientific Pub Co Inc

Twitterでどなたかが触れていた本で、線形代数(行列)を使って簿記の仕組みを表現しようとする試み。
求めていたテーマずばりなので、高価だがAmazonUSに発注して読みはじめたが、もとより英語なので読みづらいが記号での解説が多くて途中で挫折。
最後に具体例で説明しているところも前半は理解できたが後半は難解。
自分が検討している「仕訳の統計的解析」の方向感は間違っていないことに確信が持てたという点で、本書を購入した意義は深かった。


知の統計学3

学生向けの統計学の本なのだが、経済との繋がりを重視した解説を試みているのが特長。
サブタイトルに「生命保険から証券投資、会計監査まで」とあるように、最後の第九章、第十章は会計監査とサンプリングに関する説明で、ベイズ理論にまで触れている点は斬新な印象を持つ(他の章は未読。)。
これが、90年代に出版されている点は驚きだが、この辺の理論について実務家の間ではあまり理解が普及していない点は残念ではある。