転換期の日本へ―「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か (NHK出版新書 423)
posted with amazlet at 15.11.17
ジョン・W・ダワー ガバン・マコーマック
NHK出版
NHK出版
2015年11月16日読了 続きを読む
2015年11月16日読了 続きを読む
国立公文書館(東京竹橋)で「昭和20年-戦後70年の原点」の企画展示がされている。
http://www.archives.go.jp/exhibition/
早速行ってきた。
観客は意外にも若い女性が多い。学校の宿題などか。
今回は「宣戦の詔勅」も展示されており、開戦から終戦までをざっと眺める内容となっている。
前回見た終戦詔勅を再度(特別)展示するということなので、これを見に行ったわけだが、最終ページが見開きで展示されていた。
途中、ビデオで玉音方法がエンドレスで流れていたこともあり、展示を見学している間中、「朕深く世界の大勢と帝国の現状とに鑑み・・・」を聴いた。
明治の頃に使われていた「詔勅箱」も展示されていた。当時はこれで詔勅を保管していたらしい。
珍しいところでは、財閥解体の基礎資料となったと思われる、三菱の資本系統図。持ち株会社としての三菱と岩崎家一族とを筆頭に傘下の持ち株関係が一つの紙に記載されており、いまのコンピュータソフトウェアをもってしてもここまで作ることは難しいだろうという内容が精緻に手書きされている。
相変わらず地味な展示だが、国の歴史を記録した生の文書を自分の目で見ることができることは、このような施設があるからだ。無料で見学できる。