「ムダ毛」

最近、この車内広告がやたらと目につく。ひと頃、男性雑誌広告の女性の半裸写真が問題になったが、私はこの「ムダ毛」広告がもっと問題を抱えているように思う。

人間の身体にムダなどそもそも無い。よく「盲腸のような」という表現をするが、盲腸とて哺乳類の進化過程の残滓である。無駄ではないのだ。

ムダにはあっても仕方がない、邪魔な存在、もしかするとない方がいいかもしれないという意味である。
それはだれが決めたわけでもない。単に毛を抜くサービスをしている業者が勝手に決めたことで、思考停止状態の女性が「ムダ毛」ときいて、「その毛はあってはならない」「ない方が美しい」と勝手に解釈して、さらには「脱毛」のために来店して大金を払ってくれることを期待しているのだろう。

しかもそれが腕や足など見えるところならまだしも、XXゾーンなど最初はよくその意味がわからなかったが、わかった瞬間になぜそんなところまでと疑問を持たざるをえないような脱毛サービスもあるらしい。車内広告であるということは、広く大衆を対象としているのであるから、特定領域の客を想定しているではない。

しかし、考えてみると「お前はなぜヒゲを剃るのか」と聞かれると、そういうものだからとしか答えようがない。

などなど、考えていると下車駅に付く通勤電車である。


山手線にレトロ色車両

山手線が「山手線」と命名されて100周年らしい。
ということで、レトロ色(こげ茶色)にラッピングされた車両を走らせるという。
こげ茶の車両は、子供の頃に宇部線や小野田線で普通に走っていたのに乗っていたので、特に珍しいとは思っていなかったのだが、車内に「昭和13年川崎車輛」などと書いてあるのを見て、「随分古いなぁ」と感じたのは覚えている。
中学校の時に1年半ほど地元を離れて、久しぶりに戻った故郷で迎えたくれた車両は近代的なものに変っていた。まだ小野田線の支線の本山線には残っていたが。
そういうノスタルジーを抱きながら、たまたま渋谷駅埼京線ホームに立っていたところ、件の車両がやってきた・・・・が。
最新型の車両にラッピングしたのはいいとして、そこには「チョコレートは明治」のミルクチョコレートの宣伝が「meiji」の新しいロゴとともに。広告宣伝としてのセンスは抜群なのだが、少年時代の思い出を汚されたような気がして、複雑な思いである。


センスいいね

いつもユーモアと皮肉がうまく表現されている東京メトロのマナーポスター「XXでやろう。」シリーズ。
2009年11月は、車内のお化粧第2弾である。あえてコメントしないので、各自のセンスで見てほしい。
http://www.tokyometro.jp/anshin/kaiteki/poster/manner_200911.html
このポスター、できれば車内にも貼ってほしい。
ポスター全般はこちらhttp://www.tokyometro.jp/anshin/kaiteki/poster/index.html


男性専用車両却下

西武鉄道の親会社である西武HDの株主が、痴漢冤罪回避のために男性専用車両を株主提案していたが、24日の総会で否決されたようだ。
乗客の男女比に応じて、女性専用車両がある分、男性専用もあってよさそうである。なにせ、女性専用が空いているにもかかわらず他の車両にきて化粧をする女が最も腹立たしい。
・・・・などと言っていると、オカマ専用とか老人専用とか、いろいろ出てきそうで、世も末である。
せいぜい、修学旅行(団体)専用くらいでとどめておいてほしい(って通勤電車には関係ないね)。


隣で化粧する女

電車内で座って本を読んでいたところ、おもむろに隣の女性が化粧を始めた。
電車が揺れて口裂け女ができることをいつも期待するのだが、未だ実現に至らず。
・・・・
と、ここまではいつもの光景なのだが、
その女性、バッグに落ちた化粧品の粉末を、私のズボンの方に掃った・・・・怒・・・・哀・・・・諦・・・・疲・・・・