司馬遷(著)奥平卓・久米旺生(訳)徳間文庫(2005年)
いわゆる食客が権力を動かした時期。
史記で面白いのは、権力を握るということはどういうことかという点につき考えさせられるところにある。現在の法律では憲法に定められた手続によって選出された代表者によって、国家元首が選ばれる制度と、国民投票によって選ばれる制度と大きく分かれるが、史記の時代は武力を制すること(つまり覇権)によって国を制していた・・・はずなのだが、この覇権を得るには、最後には人としての道があるという壮大なテーマが底流にある。
司馬遷(著)奥平卓・久米旺生(訳)徳間文庫(2005年)
いわゆる食客が権力を動かした時期。
史記で面白いのは、権力を握るということはどういうことかという点につき考えさせられるところにある。現在の法律では憲法に定められた手続によって選出された代表者によって、国家元首が選ばれる制度と、国民投票によって選ばれる制度と大きく分かれるが、史記の時代は武力を制すること(つまり覇権)によって国を制していた・・・はずなのだが、この覇権を得るには、最後には人としての道があるという壮大なテーマが底流にある。