Windows10のサポートが終わりLinuxのZorinやMintに関心が行っているというニュースも見ますが、大勢はWin11への移行でしょう。
そういう世の中の動きとは既に外れてしまった自分は、新しいLinuxのDistroとしてMX-Linuxを試してみたくなりました。Linuxmintとはトップを争っているとの記事もありますが、日本語の記事は余りありません。
かつてなら日経Linuxの付録のDVDで新しいDistroはよく紹介されていましたが、休刊後は自分でブートメディアを作って遊ぶしかありませんので、新しいUSBメモリ32GBを買って来ました。
バージョンの違いのためか環境の違いのためか(つまるところ自分の力量不足ですが)他の方が書かれているやり方ではうまく行かず色々苦労したのでメモしておきます。
- ISOファイルのダウンロード
MX-Linuxのホームページに行くとDownloadメニュがありますが、単に選ぶとSourceforgeのサイトに流れます。ここからダウンロードするとかなり低速で中断することもしばしば。数時間かかってしまいました。
また当初、古いPCで遊ぶつもりで32ビット版をダウンロードしたのですが、結局その古いPCが電源が入らなくなってしまい、64ビット版を再度ダウンロードすることに・・・。その際気がついたのですが、リポジトリのミラーサイトがダウンロードメニュから選べたので、国内のサイトを選んだら、10倍以上速くダウンロードできました。
- ブータブルメディア(USB)の作成
ダウンロードしたISOファイルをUSBライターで焼き付ければ良いと踏んでいたのですが、どうもそれでは駄目なようで、MX-Linuxでメディアを作らねばならないという説明が。これでは鶏と卵の話です。
(途中省略)
結局VentoyというツールをUSBにインストールした上で、MX-Linuxの環境を構築すれば良いことがわかりました。https://www.ventoy.net/en/doc_linux_gui.html
geminiには随分助けられたので、その要点部分を抜粋しておきます。
- USBメモリを一度gptモードでフォーマットする
- VentoyをPC側にインストールする
- Ventoyを起動してPCからUSBメモリにVentoyをインストールする
- MX-LinuxのISOイメージをUSBにコピーする
- USBの上にPersistence領域を作る
通常ならUSBメモリの上にパーティションを区切る方法を使いますがそこで随分と失敗したのでVentoyを使っています。VentoyはPersistence領域をファイルとして認識しているようでパーティションを区切る必要がありません。
したがって、PC側で起動したVentoyでPersistence領域を作ってファイル化したものをUSBメモリにコピーするという手段が使えます。
Persistence領域を作る方法は、Ventoyのツールの中にCreatePersistenceImg.shというスクリプトとして入っており、これを起動すると用意できます。
この persistence.dat ファイルに、MX-Linuxが要求するMX-Persistというラベルが付いているか確認します。
sudo e2label /path/to/persistence.dat
ラベルがMX-Persistでなかった場合、以下のコマンドでラベルを設定し直します。
sudo e2label /path/to/persistence.dat MX-Persist - このあとVentoy設定ファイル(ventoy.json)の作成します
永続化ファイルをUSBメモリのルートにコピーした後、ISOファイルと永続化ファイルを関連付けるventoy.jsonをUSBメモリのventoyフォルダ内にテキストエディタで作成します。
以下のJSONファイル"persistence": [ { "image": "/MX-23.1_xxxx.iso", // ここはあなたのISOファイル名に合わせる "backend": [ { "tag": "MX-Persist", "img_path": "/your_persistence_file.dat" // ここは作成した永続化ファイル名に合わせる } ] } ] }
最後にPCを再起動してUSBからブートできたらインストールメディアの完成です。
その後、ネットワーク設定や日本語フォントの設定などは、他のLinuxとほぼ同じなので割愛します。
Linuxmintは文字通りミントフレーバーな自然の印象ですが、MX-Linuxは第一印象「堅いメカニック」な印象です。