2015年11月15日読了
著者30歳の頃(1980年頃)の著作のようだ。同世代か若い人向けに、勉強するに当たってのものの考え方捉え方について分かりやすい言葉で解説されているが、内容は濃い(と50近い自分が思うのは幼稚だからであろうか)。
30台のときに呼んでおけば、少しは違った仕事の取り組み方をしたかもしれないと思わせる反面、その当時、この本にめぐり合ったとしても読みこなせなかっただろうというのが実感。
科学というのは、因果関係を端的に説明する学問なのでそれ自体が効率という考え方を含んでいるというアイデアは、科学的知見でものごとを判断すること自体が効率性という要求から逃れられないということになるのかどうか、それはもう少し読み込んでみないとわからない。