生命知としての場の論理―柳生新陰流に見る共創の理

場とはどういう概念なのか。日本語の中では「場」という言葉は具体的な「場所」の意味を超えてよく使われる。「成長の場」「人材育成の場」など機会という意味が多い。

著者は生命科学を扱う学者だが、生命が生命たる「場」とは環境との関係性によって形成されるという考えに行き着き、柳生新陰流の「きりあい」の中に場の創造を見出した。

「きりあい」は必勝の技でなければならないが、「私」から「場」への遷移と場を敵と共創という着眼が本書の醍醐味ではあるが、まだ読みこなせていない。

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