会社を変える分析の力

2017年2月3日読了
著者は大阪ガスでデータ分析の業務に従事する実務家。ゆえに本書の内容は分析の方法論でもなく理論でもなく、分析にまつわるアナリストの仕事そのものについて書かれた内容で、分析技術を身に着けたいと思う人には向かない。
しかし著者は分析の技術とか知識よりも、ビジネスや分析の目的や期待するメリットを明確にして、分析の過程においても結果の評価においても常にそれを忘れないようにすることを説く。
自分自身がこれを読んで反省したのは、やはり分析者としてよりも分析結果の利用者の立場での分析者の姿勢を組織に訴えられなかったことだ。2013年に発行された書籍が初版のまま書店にあったのは偶然なのか。それとも自分がいままで気が付かなかったのか、過去3年間が勿体ないことをした気持ちになった。

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