統計学を拓いた異才たち

統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀
デイヴィッド サルツブルグ
日本経済新聞社

2017年4月2日読了

訳者の一人である竹内先生とご縁があり、送付いただいた本である。もともと購入しようとしていたが、在庫がなく入手できなかったため、ご縁を頂いたタイミングと言い、贈っていただいたことといい、恵まれている境遇に感謝するのみ。

本書は最近の統計学において諸々の研究や発見をした人のその研究成果にかかわる歴史的エピソードをまとめた内容となっている。統計学が数式ばかりで馴染みにくいと考える小生のような者には、背後にある人間のドラマが記されているこのような書物は、親しみを覚えるばかりか、今まで馴染みにくかった「法則」なども理解が進むから不思議である。

翻訳書であるが、原書の誤りが丁寧に注釈で埋められているばかりでなく、翻訳自体も素晴らしくとても訳書とは思えないほど自然な日本語で書かれている。訳者の尽力に思いを馳せるとともに、感謝を表したい。

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