2017年4月6日読了
「失敗学」の著者。
問題解決や新しい企画を作るなどの場面で、どのような手法を用いると創造的に考えることできてかつアイデアが整理できるかという話を分かりやすくまとめた内容。この著者の思考は自分にはなじみがあるので、「失敗百選」シリーズや「失敗学のすすめ」などいろいろ読んでいるが、現場に行って感じ取ることが問題認識の出発点であり、それをいかに言葉で整理するかという意味での方法論を伝授する。
構造化とか思考展開図はマインドマップツールにも似たような機能があるので、それらを使えばよい。そこに入れるアイデアが閃くかどうかがやはり重要なファクターだが、会議などを主宰する立場としてはついつい自分の考えていることを先に言ってしまい、結果的に自由な発想を封じ込んでいるような点を反省した。