ローマ人の物語35・36・37-最後の努力


いよいよローマが崩壊する。
いくたびかの戦乱を経て地域ごとに統治する四頭制が始まってしまう。
そして、最後にはコンスタンティヌスが一人皇帝として復活するのだが、キリスト教を公認してしまう。
その結果、八百万の神々を信じ、神を意識しながらも人間による統治を行っていたことを根源とするローマから、神により権威を授けられる皇帝という図式に変化していくことで、ローマの本質が失われてしまう。
・・・・というのが著者の見方だ。コンスタンティヌスはキリスト教徒を迫害から救い公認したということで、キリスト教史観からは英雄視されているようだが、ローマの栄枯盛衰を見てきている著者からすると、この「ミラノ勅令」によりローマ崩壊の大きなきっかけを作った人物のようである。

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