山本七平の思想 日本教と天皇制の70年

2020年2月15日読了
2017年秋に購入した記録が残っているが、本を整理していたら底の方から出てきたので、最近この類の読書をしていないことを思い起こし、2年を超えて漸く読んだ。

イザヤ・ベンダサン「日本人とユダヤ人」について高校生のときに存在を知って以来、「空気の研究」とか雑誌の論考を読むようになった。といって熱中していたわけでもないのだが、凡人とは異なる視点が新鮮で共感を覚えた。

七平の生涯の中で、生まれながらにキリスト教徒であったこと、陸軍で戦場に赴いた体験が影響している。そこに見出したのは、日本人の宗教観と組織集団の体質とか風土というものだろう。「日本資本主義の精神」は内容は知っているが読んだ記憶が飛んでいる。再度読み返したくなった。

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