データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)
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伊藤 公一朗
光文社 (2017-04-18)
光文社 (2017-04-18)
2018年2月11日読了
難しい話をわかりやすく説明する手法は、世の中の仕組みが複雑になるほど、色々なところで役立つスキルになる。ゆえに入門書はなるべく専門領域の人ほど読んだほうがよいというのが持論。
本書は計量経済学という立場から、ある政策が有効かどうかを評価するに当たって、因果関係をどのように説明し納得してもらうかという視点から書かれている。したがって取り上げられている事例も社会問題など比較的身近に感じられるものが多く抵抗なく読める。しかし手法自体は高度であり、その意味を中心に簡単に説明されて入るものの、いざ自分でそれを利用しようというレベルに踏み込むには全く浅い。関心を持たせるにはとても良書である。