「分ける」こと「わかる」こと

「分ける」こと「わかる」こと (講談社学術文庫)
坂本 賢三
講談社
売り上げランキング: 103653


12月に読みはじめて漸く読み終わったところ。
とはいえ文庫本である。
物事の分類の仕方はいろいろとあって一つの方法が正しいわけではない。
これをテーゼにいろいろな分類の方法を歴史的な逸話などを交えながら紹介し、最後の章で本書の表題である、「分かる」と「分ける」の関係を以下のように締めくくる。
1.分類は認識や行動のために人間が作った枠組みであって、存在そのものの区別ではない。
2.分類を作る際には必ず「その他」や「雑」の項目をおいえおくことが有用である。
3.「分かる」とのその分類体系が分かることであり、「分かり合う」とは相互に相手の分類の仕方がわかりあうことである。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


計算式を埋めてください * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.