AIY: 日本語化

Google AIY Voice KitHot WordsとかWake Voiceといわれる呼びかけの言葉がOK Googleなのは構わんのですが、その後の言葉が英語です。
大したことを聞くわけでもないので英語のままでも支障はありませんが、SDKが日本語対応したと聞くと自分もやってみたくなるというのが趣味の世界。実用という意味では、かみさんが台所仕事をしながらタイマーセットしたりするのに、日本語のほうがよろしいかなということもあり、早速挑戦です。

クレウエタンさんのサイトから(https://kureuetan.com/web/iot/4818/)

こちらは、スマホアプリAssistant SDKから制御することを前提にした内容

ブログだいちゃん:Google Assistant SDKの hotword.py が日本語に対応した
(http://www.love-hokuto.com/?p=6441)

こちらも同じですが、より簡単

あみこども未来ラボ:ラズパイで「OK Google」(http://amikodomolabo.org/2018/01/13/%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%91%E3%82%A4%E3%81%A7%E3%80%8Cok-google%E3%80%8D/)

いずれも同じ方法です。さっそくやってみました。

タブレットにGoogle Assistantをインストールして設定を見ると、あれ、すでに日本語になっています。
何か変だなと思いつつ、「OK Google、日本語わかる?」と聞いてみたら、LEDが点灯したまま無言状態・・・・・(´・ω・`)

ラズパイに乗っているSDKのバージョンを見たら9月のままでした。やはり拙速はいけません。関係するファイルの更新をやってから再挑戦です。

設定のやり直し

認証ファイルのダウンロードからやり直しました。ここでまた同じ失敗。IDを切り替えるのをつい忘れてしまい、AIY用ではない元のアカウントで認証キーを作ってしまいました。気がついたから良かったものの、前回動かない原因で気づかずに一番苦労したところです。

パイソンの環境(env)に入るためのshスクリプトを見つけたので、それを叩いて、アップデートします。

pi@RPi02-AIY:~ $ cd bin
pi@RPi02-AIY:~/bin $ ls
AIY-voice-kit-shell.sh
pi@RPi02-AIY:~/bin $ AIY-voice-kit-shell.sh
Build info: Tue Sep 12 00:36:20 UTC 2017 @ 3955cac
Dev terminal is ready! Hint: enter src/assistant_library_demo.py
(env) pi@RPi02-AIY:~/AIY-voice-kit-python $ pip install google-assistant-library --upgrade
Successfully installed google-assistant-library-0.1.0 google-auth-1.0.1 requests-2.14.2
(env) pi@RPi02-AIY:~/AIY-voice-kit-python $ pip install google-assistant-sdk[samples] --upgrade
Requirement already up-to-date: google-assistant-sdk[samples] in ./env/lib/python3.4/site-packages
Requirement already up-to-date: google-auth-oauthlib[tool]>=0.1.0 in ./env/lib/python3.4/site-packages (from google-assistant-sdk[samples])
Successfully installed CFFI-1.11.4 futures-3.1.1 google-assistant-grpc-0.1.0 google-auth-1.3.0 googleapis-common-protos-1.5.3 grpcio-1.8.4 monotonic-1.4 protobuf-3.5.1 pycparser-2.18 requests-2.18.4 setuptools-38.4.0 sounddevice-0.3.10 tenacity-4.8.0

最後は時間がかかりました。

(env) pi@RPi02-AIY:~/AIY-voice-kit-python $ pip install --upgrade google-auth-oauthlib[tool]
最初は赤い文字で、エラーが出たのでおののきましたが、単なるスペルミス。

Could not find a version that satisfies the requirement google-auth-oauhtulib[tool] (from versions: )
No matching distribution found for google-auth-oauhtulib[tool]

再度確認して、漸く。

(Requirement already up-to-date:

続いて、認証の処理をします。

(env) pi@RPi02-AIY:~/AIY-voice-kit-python $ google-oauthlib-tool --scope https://www.googleapis.com/auth/assistant-sdk-prototype --save --headless --client-secrets ~/client_secret_xxxxxx.apps.googleusercontent.com.json
Please visit this URL to authorize this application:
Enter the authorization code:
credentials saved: /home/pi/.config/google-oauthlib-tool/credentials.json

無事認証は終わり。実はここでも痛恨のスペルミスがあり、prototypeをproptypeとしていたために何度やっても失敗しました。

(env) pi@RPi02-AIY:~ $ googlesamples-assistant-devicetool register-model --manufacturer "Assistant SDK developer" --product-name "Assistant SDK light" --type LIGHT --model
Creating new device model
Model successfully registered

次にひかかったのがここです。この処理はHomeディレクトリですべきところをこれまでの流れでそのままやっていたので、認証ファイルが存在しないということでエラーが続きました。

ようやくエラーから脱出して、次のコマンド

googlesamples-assistant-hotword --project_id xxxx --device_model_id yyyyyy

これで何やら長いメッセージが出てきて受付状態になりますが、なんだか調子が悪いです。
でも、音は小さいけど例のごとく、時間とかお天気は回答はしてくれます。しかし日本語にはなりません。

スマホからのアクセス

アンドロイドスマホであれば、Google Assistantの設定でできるとか、Google Homeでできるとか出ていますが、どうやらGoogle Homeプロダクト向けであって、ラズパイではもうひとひねり必要なようですね。

あわてず英語でしばらく続けます。

困ったのが、最初のデモが動かなくなったことですね。
LEDが点灯したり点滅したりするので、活動状態がわかってよかったのですが、いまのgooglesample-assistant-hotword.pyはお化粧部分(機能に関係なくライトを制御するところ)が外してあるので、外見からは寝ているように感じます。
インタフェースは大切ですね。

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