2019年3月22日読了
統計の本で社会科学系で分かりやすいものになかなか出会うことがない。
浅学を差し置いて言えば、理系の実験などではごく普通にデータを扱うことになるが、社会科学では統計解析された結果を使うことが多く、実際のデータを分析するのは計量経済学を学ぶ者か、マーケティングなどに(これまでは)限られてきたからではないかと考える。
サブタイトルが「経済学部経営学部で学ばない統計学」とあるように、大学で教えることも少ないことについては特に懸念を表明しているわけではないが、おそらくは社会学系の学者として何らかの危機意識があるではないか。
ベイジアンネットワークの解説がわかりやすくためになった。