驚異の量子コンピュータ: 宇宙最強マシンへの挑戦

2020年1月12日読了

人工知能ブームも落ち着いてきて次は量子コンピュータかもしれない。
そういう流行り廃りはあまり興味がなく、どちらかと言えば「よくわかない技術」についてきちんとした理解をしておいて、魑魅魍魎なそれらしい説明に騙されないようにしたいという気持ちが強い。

本書は量子の性質を中心に説明の半分が使われ、後半は量子コンピュータの種類や今後の用途について解説しているので、いわゆるイメージ物ではなく地に足のついた内容である。無論、量子についての理解はこれだけでは不十分だが、量子ビットが零か一かという二者択一なものではなく、0.8と0,6のように中途半端な様相を示しているものだということ、それが $a^2+b^2=1$の関係で表される(厳密には虚数解も含む)ことなどがわかるようになっただけでも収穫だった。
して、量子ってなんだ?

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