道が語る日本古代史

道が語る日本古代史 (朝日選書)
近江俊秀
朝日新聞出版 (2012-06-08)



読んでいたら過去に見たことがある写真や地図が出てきたので、このブログを書く段になって、先日読んだ「古代道路の謎」と同じ著者であることに気がついた。
とはいえ、こちらのほうが内容が深く興味深く読める。前書がどちらかと言えば、古代道路に対する興味をひくための導入書であるのに対して、こちらは、道ができた時代背景の記述に注力している点が、特徴的だ。
特に近畿圏の古道を中心に論じており、古代道路の建設を進めたとされる天武天皇時代のみならず、蘇我氏などの豪族支配の時代から古代道路が崩壊する律令国家後期時代までの鳥瞰的記述が、興味をそそる。
また東山道武蔵路を見に行きたくなった。

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