地図づくりの現在形

日本の地図づくりに関する明治からの歴史や関連する技術について、国土地理院OBである著者の知見を披瀝した書物。
地図は機械的に作られているものではなく、人が足で土地の形を確かめながらときには想像も交えて作れられてきた芸術品であることがよく分かる。たしかにきれいに作られた地図は陰影などもよく考えられていて美しい。

しかし人工衛生やデジタル化によって地図が紙の上からデータに変わることによって、最新のものが簡単に手に入るようになるとともに、いろいろな情報が加わって利用されるようになったことや、災害等へのリアルタイムの活用がつい最近できるようになったことなど、今後の地図の発展についても、ベテランならではの記述。

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