ストレス耐性

プレッシャー管理のためのメンタルトレーニングを受けた。
よく、「○○でなければならない」「○○であるべきだ」という言い方をするが、それは「現実」と「あるべき」との狭間に自分を追い込んでしまい、大きな矛盾を抱えることになるので、心の持ち方としてよろしくないらしい。
むしろ「そうありたい」という強い願望を持つことがいいらしい。
トレーニングは、「なければならない理由はない!!!」ときっぱり、ばっさりと自分の「絶対要求」を否定することから始まるが、これが意外になかなか難く、自分の頭の固さを自覚することになる。どうしても、「そうでなければならない理由はない!!」と宣言すると、裏では「そうでなくてもいい」というように考えてしまうことが、絶対要求を断ち切るブレーキになっていることがよくわかる。
しかし、「自分は試験に合格せねばならない」という気持ちを否定することは、必ずしも「合格しなくてもよい」とは言っていないのだ。両者の間は、「合格したい」という強い願望(「相対願望」)を持つことで埋められるのである。
ロジックで考えると、二律背反のようなものであっても、気持ちを素直に捉えると、ものごとには「あいだ」があることがわかる。自分はかなりデジタル思考に毒されていたようだ。しかしこのトレーニングのおかげで、思春期以前の自分が蘇ったようなすっきりとした感じである。就職していろいろなトレーニングを受けたが、お役立ち度では最高の部類に入るのではないかと思う。
※詳しくは、高杉尚孝著「実践プレッシャー管理のセオリー」を。

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