釣果：カワハギ５（25/18/16/12cm）
仕掛：山下KH-3V3（ハゲ針５号、幹糸3号70cm・枝ハリス3号×6cm×３本、上32cm、下8cm）、錘25号
タックル：シマノ幻波１３０、シマノ　幻風　300Fを使っており、レンタルにしては本格的！
エサ：アサリ剥き身
天候：曇り時々晴れ（北風２ｍ程度）
釣座：右舷ミヨシ１
今年最後の釣り部釣行で幹事となったため、あえて久しぶりのカワハギを選択。アジやワラサのように数狙いや一発狙いと違う、駆け引きを愉しむ釣りで、自分も２０００年の熱海（このときは船酔いでリタイヤ）以来。募集人員も少なめの10名としたところ、丁度よく釣り坐が埋まった。事前に「ボウズ覚悟」と注意し事前の勉強を促した。

７：３０に船宿集合し船頭さんにアサリのつけ方を簡単に教わり、その他は各人が事前にネットなどで調べたつり方を試すことに。
８：００船は一斉に河岸離れ。本船は一路竹岡沖に向かう。左舷からの風がありスピードはのろいものの潮を被るほどではないのは船頭の腕のよさか。途中の航路で、インド洋から任務を終えて帰還したと思われる、米国のイージス艦とその護衛艦の船団を横切ることになった。
最初のポイントはトラギスが威勢よくかかる。丸々太って美味そう。カワハギの繊細なアタリではないので直ぐに外道と分かるも、この日はボウズを覚悟していたので、とりあえず子供が好きだからお土産用にキープ。
３回目のポイントで、本日２番目の良型を得る。この日のつり方は、タタキ釣りとタルマセと両方を試したが、タルマセはトラちゃんばかりかかるので、タタキ釣りに集約。初めての人を見ていると、単にもち竿でも掛かっている人もそれなりに釣果があったので、自分はエサのつけ方の研究が必要かもしれない。
ポイントによってはエサが全く盗られないところもあったり、逆に気がつかないまま３本ともエサがなくなっていたり、こういう駆け引きがカワハギを楽しくする。
結局、竹岡沖ポイントは何箇所かを回りながら、４枚を上げたところで14時。そろそろ沖上りと諦念していたところ、胴の間でかなり大きなカワハギがかかる。眠気を覚まし、何度か探っていると、沖上り直前に本日最大の良型があがった。１５：２０沖上りで久比里港に戻る。
一緒に行った仲間はほとんどが初めてだったので心配だったが、普段から沖釣りをやっているだけあって、要領よく釣果を上げて、楽しかったといってくれたのでホッとした。
帰宅後、キモを取り出して、ネギ、醤油、酒、ゆず胡椒、ワサビを「てきとぉ」に混ぜてたたき、身を薄作りにして和える。泡盛の久米仙を飲みながら一日を至福のひと時で締めくくる。この味が、また逸品で再びカワハギをやろうという気にさせてしまう。子供二人はその価値も分からないまま高級料亭の味をパクパクと口にしている。