過去にトランジットを３回くらいしたが、国内に入るのは実に22年ぶりのことだ。そのときは、啓徳空港でビルの間を離着陸するような恐怖感を味わったが、町はすっかり変わっていた。
空港がとても広く、快適に作られている。
もっとも驚いたのは、空港とダウンタウンを結ぶ高速鉄道で、飛行機を降りてから一度も階段を使わずに乗り込むことができる。比して成田は途上国の空港と思わせる。
ダウンタウンに最も近いKowloon駅は、駅と上にあるビルが一体開発され、ここで空港に行くときには飛行機のチェックインをして荷物を預けることができるようになっていた。
さらには、駅ビルには６スクリーンもあるシネコンや、高級レストラン、ブランドショップがあり、上層は居住棟になっている。
この鉄道、空港駅の切符売り場はあるものの改札口がないのが不思議だった。見送りなどの人は片道分を購入すればそのまま往復できるのかもしれない。
いずれは、シンセンにある国際空港と結ぶ計画があるらしい。