スルメイカ@金沢八景一之瀬丸

2年ぶりのスルメイカ。
特製の沖漬のたれ(酒・味醂・醤油が各1の割合)を用意して臨む。
列島沖に梅雨前線が居座り南九州や四国では豪雨をもたらしている中で、前日はちょうど低気圧が関東沖合いを通過、天気が心配だったが、朝起きたらよい天気だったのでいざ出陣。


スルメイカのはずだった。
しかし前日の梅雨前線上を通過した低気圧のためにポイントとなる洲崎あたりは10mくらいの風が吹いており、素人集団である我々仕立て船ではそれなりの覚悟(揺れと坊主)をしなければならないと脅された。
そこは軟弱であるものの頭脳も軟らかい釣り部、直ぐに釣りものを変更することにし、太刀魚とアジのリレーとなった。
八景港を出るときからいつもより海面がゆらゆらしているため外は結構荒れているなと思いつつ、船は南は向かっていった。剣先沖あたりを回るときにかなり波が高くなって、船が上下にゆれ、尻餅をつく状態。金井部長は悲鳴を上げながら船にしがみつき、富士山を眺める余裕もなく顔面蒼白だが、2mくらいの波なので船頭と船を信じて保田鋸山沖のポイントへ向かう。
既に船団ができており、魚群の上に入っていくのがなかなか難しいのだが、そこは魚のほうも動くので丁寧に探して釣り始める。
前回はルアーで釣ったが、今回はさばの切り身である。
ルアーの場合、幹糸との結び目部分と尻尾のほうにフックがつけてあるので、食いついた太刀魚を引っ掛けるように小刻みにしゃくりながら棚を巻き上げる動作を繰り返す。
しかし切り身の場合には、5センチ程度の鯖の身に食いついたときにはまだ鈎係りしていないので、食い込ませなければならない。最初はこれの失敗で何回かバラシが続いた。そっと聞き合わせてみたり、送り込んだり、餌釣りとルアーの違いは当にここの駆け引きに面白さがあり、便利なルアーがあっても面倒な餌釣りがなくならない所以だろう。
太刀魚は4本釣ったが、サイズは指の本数で太さを表すのがお決まりとなっており、指4本サイズが2、指3本サイズが2の計4である。
一人、初めてという人が6本サイズ1.2mもある大物をゲット。記念撮影。
太刀魚の群れが散らばってしまい、船は中ノ瀬のアジのポイントへ。僚船全くなく寂しかったが、とりあえず型のいいアジを2尾。30分も粘らないまま、八景沖のサバのポイントへ向かう。
御土産用にサバを釣らせようということらしい。この季節、ゴマサバがおいしいので4本ほど釣って、あとは周囲の人の釣りを眺めていた。ハリスは2号だったがやはり切れてしまうので3号に変更。
最後はポイントを1キロ程度南に戻し八景港の前でアジを狙う。ここでも2尾あげたが、釣果は不振。帰り際だったので既に他の船が根を荒らしていった後だったようだ。
御土産にイカの船上干しを買って帰宅。
メモ
タチウオ仕掛:天秤40号錘・ワームフック1/0号・幹8号全長2m
LTアジ仕掛:天秤40号ビシ・美咲18012(金ムツ10号・幹糸枝糸2号全長1.8m)
サバ仕掛:天秤40号ビシ・ヤマシタNAN200(金ムツ11号・枝3号30cm・幹3号2m、枝から下90cm)
タチウオ餌はサバの切り身(冷凍)途中から釣ったサバを使って生を使用(生のほうが持ちがよい)
アジ餌は鰯ミンチにイカ短

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