みますや

東京メトロ淡路町駅から徒歩2分。もともと、大学院時代に友人が教えてくれた店である。
看板には創業明治38年とある。日露戦争直後に始まったことになる。もとは「どぜう」料理の店らしい。
建物は相当古いが、周囲の建物はほとんど改築されており、すぐ隣のブロックでは大規模なマンションが建築中だった。神田の面影はなくなっているが、店の外は静かだが中は賑やか。
中に入ると間口よりも奥のほうが広い。手前はテーブル席だが、奥は座敷席。サラリーマンの大きな声が響き渡り、若い女性は少ない。
大衆酒場に「ギネス」が置いてあり、店員もアルバイトの中国人がいるのは時代の流れなのだろうか。ギネスは好きなビールなのでまあいいのだが、さすがにドラフトギネスはないはずなので、「ギネスは瓶ですかそれともカンですか」と尋ねたら、片言日本語で「冷やしてあります」ときた。燗ビールなど落語のマクラに出てくるだけかと思っていたが。
お勧めは私の好きな灘の酒「白鷹」。冷やしてある純米を飲むと高いので、普通の御燗で飲むのだが、すっきりしてしつこくないのでいくらでも飲める。

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