2010年7月5日に板橋区で石神井川が氾濫する豪雨が発生した。
1hの雨量が107mmというから1ヶ月分の雨量がまとめて1hに降ったともいえるが、このときの雨量の変化。
見てのとおり、15時から17時にかけて所沢付近で雨量が増え、
ついで19時くらいまでに、西東京、練馬、板橋と豪雨地域が東進し、
21時には東京東部に至っている。
この直後には何もなかったように消えている。
こういった局地的に変化する天気は、列島全体で西から東に向かって低気圧が移動するから発生する雲による雨と比べて、予想が大変難しいらしい。しかし集中豪雨に関する情報は災害を予想させる防災情報でもあるので、地形データや観測データなどの蓄積によって、予想できるようになる日が早く来てほしいと望まずには居られない。