地域マスコット

もう13年棲んでいる西東京市は、平成13年1月に旧田無市と旧保谷市とが合併してできた市である。住民投票によって選ばれたその無味乾燥な地名は、都心のベッドタウンとして発展し地元に長く住んできた人が少ないためか、東京北部にあるにもかかわらず西東京となった。ちなみに西東京とは通常は立川より西側にある八王子界隈を指す言葉である。いまでこそ東京都だが過去には神奈川県に入ったりしたこともある。


このたび合併10周年を記念する事業として、市のマスコットキャラクターを選ぶそうだ。これも市民から募集するならまだしも、市内にあるアニメ制作会社シンエイ動画(あの、ドラえもんなどを作っている)に発注したものから選べという。
西東京市誕生10周年記念事業 キャラクター投票にご参加ください
市民へのアピールが足りないのか興味がないのか盛り上がりはまったくなく、駅でティッシュペーパーを配って投票に参加くださいとやっている(私もこれで知った)。上記ページも「西東京市 マスコット」でGoogle検索しても出てこないくらいだ。
地方自治体の財政難が言われているにもかかわらず、そういうことに血税を使うなら、私の家の前の歩道の補修に使いたいので即刻返納してほしい。それとも「幅広い世代に親しまれるキャラクターを通して、西東京市の存在やイメージを広く内外にアピール」しなければならない喫緊の問題でもあるのか。「ひこにゃん」や「せんと君」にあやかろうとしているのなら、大きな勘違いだ。市としてアピールできるものを探すのが先だろう。

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