それで何をしたかと言えば、粗大ごみを処分した。
学部の卒論を書くときに購入した割と大きめのプリンタを、使わないまま放置していたので処分せねばと思いつつ、永年そのままにしておいた。おそらく20年間使わずそのままの状態だった。箱にしまってあるので新品のように綺麗である。
自分でもいろいろなものを処分してきたが、これだけは何故か処分しきれなかった。特に思い入れがあるわけではないのだが、家族に疎ましがられつつも処分できない自分の心の中に何があるか知りたかったという意味もある。
しかし、2011年もそろそろ終わり。
どうもこの３年くらいは、自分にとっては人生の谷間を歩いていたような気持が続いている。特に震災以降は自分の無能さを知覚するばかりで、それを断ち切るには、何か思い切るしかない。
それで覚悟を決めて休暇を取るという形で意識付けをして、ようやく処分するに至った。
多少の気持ちの変化が出てくれることを期待している。