平成25年春の特別展「近代国家日本の登場―公文書にみる明治―」

国立公文書館で日本が近代国家になるあたりの歴史的資料を展示(しかも無料!)するというので、鑑賞に行った。
http://www.archives.go.jp/exhibition/popup_haruaki_25_haru/popup_haruaki_25_haru_01.html
錦の御旗の図、教育勅語の案、明治憲法の発布文書、ポーツマス条約の調印文書など、20テーマくらいが展示されているだけなのだが、一つ一つが日本の歴史にとってとても重い記録として残されている。
当時、それらに携わった人たちの思いは、いま我々が歴史の中で振り返るものとは違っていたかもしれない。しかし、それらがあるがゆえに、今の日本の姿があると考えると、実に感慨深いものがあった。
後世の人々が思いを馳せるような仕事をするには、やはり後世に良い物を遺そうという思いがなければならないのだろう。他方、自分のやっていることも、いずれはどこかで役に立ててくれる人がいるかもしれないと考えれば、つまらぬ仕事も少しは楽しくなるやもしれない・・・などと思いながら、歴史を作ってくれた人々に思いを馳せるよいイベントであった。

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