2017年9月21日読了
その名称が一番良く知られていて、内容が最も理解されていないものの一つとして、アインシュタインの特殊相対性理論があろう。理系に弱い人間の勝手な思いかもしれないが、まともに説明してくれる人に会ったことは一度もないので、やはり理解している人は少ないと考えるべきだろう。
ブルーバックス故にわかりやすい説明を期待して読み始めたが、どうも著者のイメージしていることとコチラがアタマに描くことが一致しないのか、話がわかりにくい。自由落下するエレベータの中にいる人の手から落ちたリンゴはそのまま浮遊するというイメージは湧くのだが、光の速さで移動する物体の時間が歪むということが腑に落ちてこない。時間とは何か・・・別のブルーバックスを読むしかないのか・・・。