統計ソフト「R」超入門 実例で学ぶ初めてのデータ解析 (ブルーバックス)

2018年7月28日読了

Rを使って見て最初にぶち当たる壁は、GUIではなくCUIである点だ。私のようにMSDOS時代からPCを使っているオッサンはむしろコマンドをたたくCUIには親しみがあるが、Windowsに毒された人はコマンドをたたくというのは抵抗感が高いようだ。
それがRを使う壁となっているとすれば残念だが、オープンソースの素晴らしいところはそういったもの足りない点を補ってくれる便利ツールが次々と出てくるところだ。
Rに関して言えば、様々なライブラリが続々と登場して更新されているが、その中でもRコマンダーとRStudioは外せない。本書は、そのRコマンダーを使った統計分析を扱っている。
ブルーバックスの携帯性とマニュアル本としての簡潔な記載を通じて統計を学ぶ人がRに入りやすくなるように書かれている。
ただ、使っているとRコマンダーの限界にぶつかるだろう。RコマンダーはオリジナルのRに備わった統計分析昨日をGUIにする補完機能だが、Rを使うと様々な追加ライブラリを使うようになる。Rコマンダはそれに対応できない。
経験からすれば、そうやってコマンドを叩いていれば、慣れてくるだろうし、自分の仕事に必要なツールは自分の手になじませて置かないと、GUIに頼るのはいつまでもマニュアルが手放せないことと同じなので。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


計算式を埋めてください * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.