久しぶりに吉田松陰

(2003-05-03)
を読む。童門冬二(学陽書房)。
松陰は、歴史上の人物解釈としては、足利尊氏以上に、時代の流れによって大きく評価の変わった人物だろう。
松陰は時代を変革する人材を生み出したという点で大体の評価が一致してはいるものの、実は松下村塾で多少なりとも関わりがあった後世の者が、「立派な先生」だと言ったから、そのように解釈され、その「外部効果」によって大して影響されていない人物までが、「松下村塾で学んだ」ということもあるのではないか。
ブランドの創生と似ている所がある。
その時代には「変わり者」扱いされていた。
高杉晋作とて、明治維新の頃は武士社会を崩壊させた人物として、親族は肩身の狭い思いをしたようだ。
結局、生き方に対する解釈はいろいろあるのだから自分が生きたいように生きろ(自分で価値観をつかめ)というメッセージを強く感じさせる人物である。
だが、歴史を通じた不変の真理のようなものも持った人物と言う点で、やはり自分にとっては哲学的存在なのである。
だから色々な解釈ができるのだ。

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