これがボランティアなのか

師走に入り木々の葉もかなり落ちてきた。当然に道端は落ち葉だらけである。
愚息が学校の「ボランティア活動」で、落葉清掃をやるらしい。近くの通りの並木道でも掃除するのだろうと感心しつつ、学校からの「説明書」を読んで憤慨、血圧上昇。
書いてある地図は、学校の敷地であり清掃の対象は学校のグラウンドとプール周辺ではないか。
こういったところの掃除は毎日とは言わないが生徒が取り組むのが当たり前のことで、ボランティアというものではない。愚息に聞けば、普段は用務員のおじさんがやるものだと思っているらしい。学校の教師も、「ボランティアによく参加しました」とほめてくれるらしい。
あんたら、おかしいんじゃないか?
自分たちが勉強する環境を自分たちできれいにするのは義務活動で、それを教えるのが教育活動じゃないのか。
ボランティアという言葉でごまかすようでは、生徒も当たり前のことなのに何か偉いことをしたかのように勘違いしてしまう。もっとも心配なのは「ボランティア」に参加しない生徒は、結局、これを通じて何を学ぶのだろう。放り投げておけば誰かが自分のまわりをきれいにしてくれるということなのだろうか。

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