著者は認知行動療法の一分野であるSAT療法の開発者であり、それについては別にここに記載した。
湾岸戦争の人質や、ペルーの日本大使館人質などに、短波ラジオを通じてメッセージを送ったときの、極限まで追い込まれた状況における心の持ち方については、日常的にストレスに押しつぶされそうな状況でも使えるということで、ここに著者の「サバイバル五箇条」(御誓文ではないが)を紹介しよう。
1.決して希望を捨てないこと
2.同じような境遇にある人と語り合うこと。できれば声に出して。
3.追い込まれた状況でも一日に何か一つ楽しみごとを作ること。
4.穏やかに現実的に対処すること。格好いい、鮮やかな対処法はなかなかない。
5.いま、自分がなぜここにいるのかを考えること。感謝される自分の存在に気づき、自分の存在意義を見つけること。
