渡邉五郎三郎(監修)致知出版社(2007年)
佐藤一斎は幕末頃に幕府昌平坂学問所で教授していた儒学者であり、幕末の思想化にも大きな影響を与えた人物である。この本の元ネタになっている「言志四録」は42歳から書き始め82歳までの珠玉1133か条が纏まったものである。
本書は、その内、365か条を編者が拾い上げ一日一言のタイトルが示すとおり、日付ごとに一か条が記載され簡単な解説が付されているというものである。
本書は、私が厄年が終わったと糠喜びをしている酒席にて某先輩が「厄明けのお祝いをプレゼントする」といただいたものであり、儒学者が自分の年に書き始めたことを自分がこれからの人生でどうやって咀嚼していけるようになるか考えろという、有難い助言である。
とりあえずは、「忙中の閑、苦中の楽」を実践しつついるつもりだが、また折を見て読み味わいたい。