終戦記念日に思う

8月15日がやってきた。ポツダム宣言の受託は8月13日だが、玉音放送が行われたのが15日だったので日本ではこの日が終戦記念日となっている。


月曜日から3日間「海軍反省会」をNHKで放送していた。後二日は帰りが遅かったので視ることが出来なかったが、少数エリートのいわば事なかれ主義と事態を知らされない国民という構造が、問題をどんどん深くしていく様子が、ありありと分かり、現代の企業社会も何も変わっていないことを興味深く反省した。本も出ているようなので、早速注文した。
戦争関係の報道というと「戦争の悲惨さを伝える」という表現がよくなされるが、いくら悲惨さを伝えても戦争はなくならない。もしそれが可能なら、平家物語を読んでいる日本人は既に十分に分かっているはずである。学校教育で冒頭だけでなく全文を暗唱させればよい。
むしろ戦争そのものを伝えなければならない。政治、官僚、マスコミ、庶民、企業、地域などそれぞれのレベル、カテゴリで、人が何を考え、どのように行動し、いかなる結果を招いたかを。悲惨さを訴えるだけでは、それを招いた根本問題は伝わることはない。もちろん触れたくない部分もあるだろう。しかしそういう問題を回避する思考体質が、実は、戦争だけでなくあらゆる組織の失敗を生んでいるとすると、また同じ過ちを繰り返すことになるのではないか。

終戦記念日に思う” に4件のコメントがあります

  1. 同感ですね。私も高校時代に学校で平和教育を受けながらそう思ってました。
    しかし、YouTubeにはいろんな動画があるんですね。感心してしまいます。

  2. ゴンチャロフ殿
    不惑にして漸く貴殿の志学に追いつくようになったということでしょうか。
    最近はYouTubeの映像がNHKニュースで「面白映像」として紹介されるくらいですから、メディアの地位が逆転していますね。

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