(平成15年再訂版)出雲大社社務所
3月に出雲訪問した際に大社の社務所で購入したものだがおそらく流通には載っていないだろう。
大社本殿は式年遷宮で現在は工事中だが大社造の建造物として国宝に指定されている。
もちろん大国主神が祀られている建物ではあるが、かつては「雲太和二京三」と称されたほどの高層建築だった。
建物の外観は妻側が正面になるという作りだが、むしろその内部構造に着目したい。
内部は9本の柱(中央に心柱)によって四つの部屋に区切られている。ちょうど「田」の字を想像すればよいが、入り口は右下の手前だが入ると壁になっており、左の部屋にいったん入った上で、さらに奥に入り、右に向かってオオクニヌシが祀られている。
オオクニヌシは右上の部屋に左を向いて待つられており、正面を向いているのは出雲の国造である。
オオクニヌシを拝みにきた参拝者は出雲国造を拝んでいることになる。
なお、出雲大社本殿にオオクニヌシが祀られているとされたのは明治以降の話で、それまではスサノオなのかオオクニヌシなのかは曖昧にされたままだったようだ。
国家神道によって、日本の歴史のイメージはかなり塗り替えられているので、きちんとした史実を把握した上で歴史を紐解くと、古代史もまた違って見えてくる。