2016年10月27日読了
地震や噴火、洪水、飢饉などの主だった災害の内容や被害規模などが丁寧に説明される中で、災害からの復旧において地元の民と有力者、また藩や幕府の役割の変遷が解説される。
特に為政者の役割を精神論的に説くのではなく、時代に応じて権力者側の役割が変化していく様子と最後に幕末を迎えていく様子が対比されており、新たな視点での日本史を提供しているところが興味深い。
一方で、何もかも国家に頼り、災害被害を人災としてしまう現代の風潮はいかがなものかと考えさせられる。所詮、自分の身を守る方法は自分で考えるしかないし、生きていれば儲けものくらいに考えるのがよさそうだ。
