「世間体」の構造—-社会心理史への試み

井上忠司(著) 講談社学術文庫 (2007/12/10) 1977年刊行の再出版。世間に対して恥ずかしいとか、世間を憚るとか、「世間」という言葉を使った表現が日本独特の思考を表象しているという問題意識の元に、「社会心理史」という側面からアプローチした書。 かつてR・ベネディクトが「菊と刀」で、日本人…

「空気」の研究

山本七平(著)文藝春秋社(1983年) 空気の研究と言っても科学書ではない。日本人の意思決定を取り巻く「空気」の形成要因やその波及について論じたもので、いわば日本的な意思決定の持つ特質を掘り下げようという試みである。 本書は、「空気」の研究、「水=通常性」の研究、日本的根本主義について、あとがき、の…