あけましておめでとうございます

今日は立春である。つまり夕べは節分で豆を撒いた。
厄年を見るときは立春を基準に考えるらしいので、正真正銘私の厄年は昨日で終わり。
したがって、とてもおめでたいお正月なのである。
早速、会社の近所の神社に行って厄年中に大過なかったことをお礼に詣でた。


佐藤一斎「言志四録」

先輩と居酒屋で酒を飲んでいたときに、今年はろくな事がなく厄年だったが、ようやくそれも終わりそうだという話をしたら、「こんどプレゼントしてやろう」という話になった。
酒席の話であり、いまさら誕生日を祝う歳でもないので聞き流していたが、後日、「ほら、読め」と標題の本をいただいた。
佐藤一斎とは江戸時代の儒学者で幕末の志士たちの精神的支柱にもなった人で、42歳から40年余りをかけて書かれた全四巻1033条に及ぶ随想である。
この42歳というのが厄年にあたるので、今後の人生を考えろという意味で、この本をいただいたものと思っている。実にありがたい先輩である。