住んでいるマンションが、大規模修繕の年に当たっており、各戸のベランダをきれいにしなければならなくなった。これに伴い、理事会で廃棄物処分用コンテナを用意したのだが、あっという間に８立米コンテナが一杯になった。
世帯数が多いこともあるが、こんなにゴミを抱え込んでいたという点に驚愕。
コンテナを使うと生活ゴミ（粗大ゴミ）ではなく産業廃棄物の扱いになるので、理事会にはそれなりの負担がかかる。しかし個人で処分すれば１個当たりの大きさなどで市役所が決めた料金を支払う必要がある。
これに関しては随分と議論したが結局は大きく４つに意見が分かれている。
１．廃棄物はそもそも各戸で処分するのが原則であり、市役所が取り扱わないような廃棄物も、各戸の責任において処分すべきである。
２．市役所が扱わないものは、やむを得ないので理事会で一括して処分するが、処分費用は負担してもらう。
３．２と同じことを理事会の費用負担でする。
４．修繕工事が円滑に進められるよう理事会で積極的にゴミ処分を促す。もちろん費用は無料。
結構、この議論は根が深い。というのも、ゴミが出るのは現代生活では仕方がないが、ゴミが出るがゆえにある程度の利便性を犠牲にしてゴミの出ない生活をしている人もいる。
他方、ゴミは自分の前になければあとは誰かが処分するだろうという発想で、先ずは利便性を享受しようという人もいる。
前者から見れば後者はとんでもない人だが、後者から見れば前者は馬鹿げているだろう。
どうやって解決すればよいのかは、やはり話し合って決めるしかないのだろう。
おそらく、理事会で取組むと４に落ち着くのではないか。どうせやるなら、きちんと対応しようということで・・・・これが、廃棄物を増やすことにならねばよいが。