震災の教訓8

8.職場の安否確認
職場の安否確認と連絡手段は、メール、携帯電話メールとなっている。
あらかじめ、業務用電話に用いられている携帯電話メールに一斉通知が入り、Yes/Noなどのボタンを選んで、簡単に安否報告できるようになっている。
この仕組みはそれを運用する人が運用しなければまったく意味をなさない。実際に使われたのは地震発生からほぼ一時間後の1648だったから、初動には問題がなかっただろう。
しかし、その安否情報がこちらには全く開示されないため、自分の部下がどうなっているのかさっぱり状況が分からないままであった。
月曜日になるまでその後何も連絡はなく、計画停電等で電車が遅延ないしは動かない状況が明らかになっても出社に関する指示が伝わらなかった。結局、自分の判断で部下に対して「私は休む」というメッセージと「短文で自分の動静、家族状況、被害有無を知らせろ」という指示を出した。その後、0951になって「出社は控えるように」という指示が出た。
今回はブラックベリーも便利ではあったが、やはり回線状況が悪くなっているため、サーバーとの同期が数時間も遅れていた。

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