先週の大雪の影響

散歩してみた。

まだ路肩に雪が残っているところが沢山ある。
畑のビニルハウスが潰れていた。ハウスの間に雪がたまっている。
屋根だけの車庫が潰れて下の車が凹んでいる家が並んで2軒。おそらく同じ時期に同じ業者によって建てられたのだろう。
本屋では雨漏りで書棚が濡れてしまい、本を返品することになったようだ。

子どもたちがはしゃいでいる。


東北太平洋沖地震は予知されたか

緊急地震速報なるものがあって、震源に近いところで発生した地震が感知された瞬間にラジオなどで通報するというありがたい仕組みがある。これは実際に発生したものを伝える仕組みなので、検知が成功し通報がうまくいけば数秒の間に対応できる。
実際、毎日のように速報があって茨城県沖あたりの地震は10-20秒くらい経過してぐらぐらと揺れるから、机の下にもぐるなどは割りと余裕を持って行動できる。
予知には概念的には他にもあって、数十年おきの地震サイクルを統計的に見え、数年以内に大きな地震が起きる確率は○○%という予知がある。この予知の欠点は、ある意味誰でも言える内容でもあり、緊迫感がないことだ。
しかし、大地から発生する異常電磁波を探知してそのエネルギーを利用して規模や数日以内という時期まで予知できる仕組みがあると、この上なく対策が打ちやすい。
それが地震予知通報サービス「くるかも」である。
大地から発生する電磁波はTVなどの電波に影響を与えるため、それを測定すればいいということは昔から言われていたことだが、その成分を取り出す方法が確立されなかった。この研究者は発想の転換をして、全体の電磁波からTVの部分を除去すれば、異常な電磁波が測定できると考えて、このシステムを考案した。
今回の東北太平洋沖地震は、明らかに異常値として測定はされていたが、測定データの蓄積が少なかったために判断の誤りによって、予知できなかったことを認めている。
予知できなかったことは残念ではあるが、これが本当に実用化されると、今回のような大惨事はかなり軽減できるようになるはずだ。一日でも早い研究成果を望む。
参考記事:トランジスタ技術2011年4月号(CQ出版社)


震災の教訓総括

結局はこうだろう。
1.日常使っているものは、非常時には使えない。
携帯電話
インタネット
コンビニ
鉄道・車
エレベータ
水道
隣のガソリンスタンド
隣のスーパー
2.日常使って(用意・手入れ)いないものも、非常時には使えない。
非常灯
災害用ラジオ
非常食
緊急連絡網


震災の教訓8

8.職場の安否確認
職場の安否確認と連絡手段は、メール、携帯電話メールとなっている。
あらかじめ、業務用電話に用いられている携帯電話メールに一斉通知が入り、Yes/Noなどのボタンを選んで、簡単に安否報告できるようになっている。
この仕組みはそれを運用する人が運用しなければまったく意味をなさない。実際に使われたのは地震発生からほぼ一時間後の1648だったから、初動には問題がなかっただろう。
しかし、その安否情報がこちらには全く開示されないため、自分の部下がどうなっているのかさっぱり状況が分からないままであった。
月曜日になるまでその後何も連絡はなく、計画停電等で電車が遅延ないしは動かない状況が明らかになっても出社に関する指示が伝わらなかった。結局、自分の判断で部下に対して「私は休む」というメッセージと「短文で自分の動静、家族状況、被害有無を知らせろ」という指示を出した。その後、0951になって「出社は控えるように」という指示が出た。
今回はブラックベリーも便利ではあったが、やはり回線状況が悪くなっているため、サーバーとの同期が数時間も遅れていた。


震災の教訓7

7.家族との連絡
当家で携帯電話を持っているのは私だけで、私自身がそれを仕事目的を含めてほとんど使わないので、私を含めて電話が繋がらないストレスは余りなかったようだ。
地震発生時は授業時間だったし鉄道が動いていないので学校にいるだろうという判断をしていたがそのとおりだった。
無事を確認するというのは大切なことかもしれないが、確認の結果得られるのはその場の安心感だけで、実はその後のことが気になってしまう。
むしろわが身の安全を確保することが家族への最大の配慮なのではないだろうか。