節電なんかやめろ

夏の電力不足に向けていろいろと議論がなされている。
自動販売機を止めるとか、工場の輪番操業とか、夏休みを長くするだの、甲子園を放送しないとか。
でも節電では対応できない。
考えてもみなはれ。
原子力発電所を必要としたのは電力需要があるからだ。
水力発電のダムももはや作ることはできない。
火力発電は二酸化炭素が出る。
自然エネルギーの活用?
太陽電池だってパネルのリサイクルには相当のコストがかかる。
風力発電は安定しない。
冷静になってみよう。
コンビニは24h開店していないとだめですか?
テレビはスイッチを入れたら直ぐつかなければだめですか?
真夏にクーラーかけてネクタイ締める必要ありますか?
毎晩ドライヤーで頭乾かさねばならないほど貴女の長髪は魅力的?
パソコン起動している時間のうちどのくらい使用していますか?
トイレの便座は布ではだめですか?
冷蔵庫はそんなに大型じゃなければだめ?
日に何度もケータイ電話でメールやりとりしなければならないほど人間関係が希薄ですか?
人間の利便性はどこかに無駄のしわ寄せをすることで達成できている。
今回は、その利便性が電力供給能力という形にしわ寄せされていることが突きつけられた。
いくら節電してこの夏を乗り切っても、原子力発電所を必要としたロジックが変えられない限り、一時凌ぎになるだろう。
経済の縮小を懸念する声もあるが、無駄によって支えられている経済発展など、まやかしなのではないか。

2 thoughts on “節電なんかやめろ

  1.  節電で薄暗い世の中ですけど、慣れてみるとこれで充分明るいじゃないかと思いますよね。こういうときにホントはいらないものがばれるのかも。


  2. 天神橋さん
    レスありがとうございます。
    「節電なんかやめろ!」の意味をきちんと捉えていただきました。
    節電ではなく省電の生活をしたいと思いました。
    でも省電というとJRのずっと前の省線電車のことになってしまうので・・・・。
    おりしも昨日、原発事故の収束に向けての工程表が発表されましたが、不足する電力への対応についての工程表も出さねばなりません。これぞ新しい日本の姿に向けての工程表になるはずですが。


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