日本発「ロボットAI農業」の凄い未来 2020年に激変する国土・GDP・生活 (講談社+α新書)
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窪田 新之助
講談社
講談社
2017年3月29日読了
IoTやAIを農業に使うことで、これまでの「専業農家」のイメージを根本から覆し、若い人を農業に取り込み、イノベーションを起こそうという試み。
田起こし、種まき、水の調整、害虫被害の監視、虫の駆除、そして天候、気候の変化に応じた対策。いずれも「労働力」によって進められてきた農作業がIOTという計測手段と無線通信とクラウドによるAIとによって監視・制御される。もともと農作業は目に見えるものなので、技術導入によるメリットも見えやすいのではないか。ほぼ良い面ばかりが強調されてはいるものの、夢のある内容だ。
ここでもやはり「減反政策」という補助金が農業を立ち直れなくしている問題が指摘される。世論により政策が決まる民主主義の欠陥なのか、それを運用する国民がアホなのかは分からないが。