定年後 – 50歳からの生き方、終わり方

2017年5月16日読了

表題よりもサブタイトルに惹かれて購入。
自分は専門職ゆえ、定年があるようでなく、組織人であるゆえ定年が厳然とある。
とはいえ、定年まで勤める気力も体力も知力もないことから、気持ちの整理と現実的な対応をそろそろ考えなければならない年齢に来ている。それがサブタイトルの50歳。

著者は定年というと、組織によって強制的にやめさせられる印象があるので、昔ながらの自分の意志でやめる隠居を勧めている。隠居とは何をやってもよい自由な身の上であり、組織的な柵もない。しかし、いままで組織にどっぷりと浸かり面倒を見られることに慣れている人にとっては苦痛なので、定年を見越して準備しろということなのだ。

ボランティアもいいがきちんとお金をもらう仕事をすること。つまり責任感が持てる仕事をすることが、良い意味での緊張を生み、いきいきと過ごすことができるという。また、80歳など自分で人生の終わりを意識して逆算思考で平穏な死を迎えるためには今何をしなければならないかという思考をするとよいらしい。

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