出雲大社由緒略記

(平成15年改訂41版)
こちらも出雲訪問で社務所にて購入したもの。おそらく流通には載っていない。
こちらは大社に祭られている神々や年中行事などを解説したもの。
神々の系譜が載っているのだが、あらためて見ると面白い。
イザナギ・イザナミの夫妻から生まれたのが、スサノオ、アマテラス、ツクヨミノミコトの三体で、アマテラスが太陽とすれば、ツクヨミは文字通り月である。さてスサノオは?
そのスサノオの子がオオクニヌシであるが、その系譜の神々を見守るのが、出雲国造家だが、その祖はアマテラスの子であるアメノホヒノミコトとされている。
皇室はアマテラスの子であるアメノオシホミノミコトを経てニニギノミコトと続き現代まで続くとされている。
「出雲大社の本殿」とあわせて読むと、この関係からいったい何が言えるか。
日本の神々にはスサノオの系譜と皇室に繋がるアマテラスの系譜があり、スサノオ系譜の神々をアマテラス系譜の出雲国造家がまるで「監視」しているかのように思えてしまうのだ。
スサノオは別名、スガとかソガとも言うらしい。蘇我氏と天皇家との関係が神話の中にもなんらかメッセージとして隠されているに違いないのだが、この辺は時間をかけて勉強してみたい。

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