一つテンヤマダイ@大原松鶴丸

最近流行っているという、ひとつテンヤによるマダイ釣り。
素人でも簡単に釣れるというがほんまかいな・・・・という疑問を確認し、あわよくば自分も・・・・と考えたくなるのが、釣りバカである。


つりの日は必ず天気をチェックしているが、外房には「波浪注意報」が出ていた。遠路遥遥行って中止というのもつまらないし、せっかく船を出しても釣りにならないのでは最悪である。念のため確認したら、船を出すというので、あまり期待せず自宅を出る。
東京駅(京葉線)から特急わかしお7号で大原に向かった。駅で既に風が強い。港から沖を見ると白波が・・・・。いやな予感。
船に乗って仕掛けや釣り方の説明を受ける。一通りは雑誌の特集で勉強していたので、それに間違いがないことを確認。仕掛けは糸の先にテンヤをつけるだけの簡単なもの。それに海老を餌としてつける。海老で鯛を釣るという言葉通りの釣りなのだ。自分は、テンヤが在庫切れになったので、カブラを使った。錘部分の打ち方が台形なのかサッカーボール形かの違いであって、対した差はないと思う。
いざ出船すると早速、船が大きく揺れだした。ポイントまで1時間の間、なんとかしゃべりながら空が揺れるのを体が感じないようにごまかす。ここで気を緩めると、いっきに船酔い状態に入る。
ポイントで、仕掛けをたらす。反応は全くない。ひたすら船の揺れを気にしながら津っている。だんだんと気持ち悪くなってきて、ついにキャビンで休むことにした。普段は定量の半分しか酔い止めを飲まないので、残り半分を飲んで横になったら、薬の効果で眠りに陥る。小一時間ほど寝たら頭がすっきりしたので、目を開けたら気持ちが悪い。ここは起きて気合を入れようと、釣り座に戻る。案外平気だったので、釣りを開始。
しかし相変わらずうねりが強く、5秒くらいのサイクルで船のポジションの高低が入れ替わる。もっとも苦手な揺れ方だ。
日没まで粘ったが、結局マダイは一匹も釣れず、坊主となった。船中3枚(清水1、平野2)の釣果で、御土産に清水さんのタイをもらい、船宿からはアジの干物をもらって帰宅。
よほど疲れていたのか、帰路3時間は電車中で爆睡。
こういう日もあるというのが釣りの面白さでもある。負け惜しみとも言うが。

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