んで、何が必要なのか

これだけ情報網が発達しているが肝心な情報が全く来ないという事態が、今回の震災では色々と見える。
メディアからは、ガソリンが足りないとか老人が体育館の床に寝ているとか、断片的かつ情動的な事象を伝えては来るが、避難所の人口構成がどうなっていて、どういった生活環境にあって、向こう数日間にどういう物資が必要で、個人的事情(病気や怪我、盲目、歩行困難など)の統計的状況が伝わってこない。
中でも被災者たちへの支援物資の過不足がどういう状況なのか、「ガソリンが不足している」「風呂に入れてうれしかった」という報道はしているが、上記のような情報はメディアは報道していない。
これは戦時下における最前線の状況を後方部隊が補足して兵站支援することと全く同じことなので、自衛隊が活躍する余地は十分にあるのだが、そもそも斯様な情報は誰がどのように集め、どこに報告されているのだろうか。自治体はどの程度機能しているのだろうか。
官邸の危機管理室は原発で機能停止状態なので、ここは民間の知恵の出しどころかと思えるが。

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