MeCabのインストール[Mint]

この度、MintにMeCabをインストールしてみたが、Ubuntuと同じくインストールによくハマるのでメモ

1.MeCab本体のインストールはリポジトリからできる

sudo apt install mecab

ときに、mecab-devがインストールされないことがあるので、

sudo apt search mecab

で必要そうなものを探すこと。

辞書はリポジトリから取らずに自分でコンパイルしたほうがよい。
ここから、
http://taku910.github.io/mecab/#install-unix
IPA辞書のダウンロードして、
インストール UNIX インストール手順 辞書のインストール
に従って、インストールする

% tar zxfv mecab-ipadic-2.7.0-XXXX.tar.gz
% mecab-ipadic-2.7.0-XXXX
% ./configure
% make
% sudo make install

このままだとeucの辞書なのでUTFに変換する。
ただしこの段階で辞書がinstallされていなければMeCabが作動しないので、

mecab
すもももももももものうち

のテストをする。
文字化けしても結果が出ていれば、あとは辞書の問題なので次に進む。

辞書のチェック

mecab -D

とすれば現在どのような辞書になっているかわかる。

同じページの、高度な使い方 文字コード変更
のところに従ってもうまく行かなかったので、その下にある直接辞書を再構築する方法を採用。

% tar zxfv mecab-ipadic-2.7.0-XXXX.tar.gz
% mecab-ipadic-2.7.0-XXXX
% ./configure
% make
% sudo make install



Linux MintをX31にインストールする

Windows対応のUSBメモリ(セキュリティソフトつき)が読めずに困っていたら、友人が「古いPCならあるよ。捨てるつもりだったからあげる。」とX31をくれた。X31はIBM時代のThinkPadで往年の名機でもある。
インタフェースは、パラレル、シリアル、USB、PCMCIA、IrDA、LANが揃っているという凝り様で、内蔵HDDは容量は小さいもののSSDに換装されている。

最初はWindowsマシンにしようとしていたのだが、そもそもOSが外されているのか初期設定されているのかわからないが、いずれにしても現在サポートされているWindows7や10が動くマシンではないので、早々に諦め、Linuxマシンにすることにした。

Ubuntuの系列であるLinux MINTの最新版18/Taraを使うことにした。

最初、図書館に行ってLinuxマガジンの付録DVDからインストールすることを目論んだが、肝心な付録がついた版が貸出中。帰りに自転車がパンクする憂き目に合うも、自宅のPCで2GBのファイルのダウンロードを半日かけて行った。

SHA256のチェックをしても特に問題なさそう。

ISOイメージをDVDに焼き付けるために、Braseroをダウンロードして作成。

ここまでは時間は要したものの手戻りなく進んだ。しかし・・・

DVDを使ってX31を起動しようとすると、最初のMATEの立ち上がり画面が出るものの、その先は「paeに対応したカーネルを選んでください」という内容のエラーメッセージが出て止まってしまう。(´・ω・`)

paeってなんだ

ぐぐってみると、古いCPUを使っている場合には出るメッセージのようで、対応方法も紹介されていた。助かったのは、起動時にF6を押せばオプションが選択できるということがわかったことで、起動画面にはそのようなメッセージがまったく表示されなかったので、右往左往するところだった。

F6で起動オプションがあっさりと出てきて、その中にpaeを強制するというオプションも用意されていたので、設定してリブート。

起動に成功した。

早速、インストールする。

パーティションがWindows用に切られていたので、それはとりあえず残しておき、半分の30GBをMINTに割り当てた(これが最大容量)。

古いマシンなのでWiFiなど当然についていない。机の中にしまいこんでいたPCMCIAの無線LANカード(懐かしい響き)を差し込んでみたら、簡単に認識。