誠文堂新光社から出ている小学生から中学生程度をターゲットにした月刊誌だが、先日、愚息が買ってきたので久しぶりに読んでみた。
生物、天体、電気、力学、環境などいろいろな科学分野を扱っている点、
難しい漢字にはルビが振ってあるところや写真がたくさん掲載されているところ、身近な話題を材料にしているところなどは、昔と変わらない。
相変わらず、紙飛行機のページが厚紙で入っているところだ。この飛行機は、
紙が厚いので鋏を使って型を切り抜き何層にも張り合わせながら作るので、それなりに力作業だが、
重心などが上手に設計されていて広告紙でつくる安っぽい紙ヒコーキより驚くほど滞空時間が長く真っ直ぐ飛ぶのが嬉しかった。
しかしなくなったページもある。
昔は飛行機のページの前には折込両面で簡単な電子工作のページと機械式組み立てロボットのページがあったと思う。実は私も小中学生の頃、
毎月読むのを楽しみにしていた時期があったのだが、それはこの電子工作ページが目的で、タイマー、FMワイヤレスマイク、ラジオ、
光感知警報ブザー、お風呂水位通知機・・・・などなどのガラクタを半田ごてでたくさん作ったものである。
それなりにトランジスタやコンデンサの仕組など勉強したが、学校の技術家庭の時間以外で特に仕事に役立ったというわけではない。
しかし家電製品が壊れるとついつい分解してしまうのは、この頃の経験が残っているのかもしれない。
最近の子供はそういった工作には興味を示さないのだろうか。
確かに部品を買うのに30分くらい電車に揺られて宇部新川駅前の電器屋の2Fに買いに行った。
細くて薄暗い木造の階段を上って店に入ると、そこはパーツだらけの別世界で見ているだけでも楽しかった覚えがある。
東京でもパーツを売っている場所は、秋葉原のラジオデパートくらいしか思い当たらないが、その雰囲気はよく似ている。最近は、
工作記事を載せても子供には部品調達が難しいのかもしれない。なにせ、当時小遣い1000円もない時代にトランジスタ1個(2SC372)
が300円くらいで、すごく高かった覚えがある。いまは他に買うものがたくさんあるし。
当時、ハム(アマチュア無線の資格)の記事も充実していた。そしてハムを取ろうとしていた夢を思い出したが、
シンガポールに行ったことでいつの間にか忘れていた。当時は電話級と電信級とか言っていたが今は4級、3級というようになっているようだ。
インタネットなど概念すら知らない時代、無線で世界の人たちと交信出来るという触れ込みは地方の田舎に住んでいる身にはとても魅力だった。
また勉強してみようかな・・・・。
宇部新川駅まえのニシマル電気だったっけね。私も中学生の頃、阿知須から電車や自転車で部品を買いに行った記憶があります。ハンダゴテ、懐かしいです。ハンダの焦げる匂いがなんとも言えなかった。
ハムも子供の雑誌やマンガの閉じ込みに申込はがきがあったっけね。睡眠学習の申し込みはがきとおなじようにあったような気が・・・・。
わっしょいさん
そうそう、ニシマル電機商会とかいう名前でした。
思い出せてストレスが一つ晴れました。ありがとう。
(秋葉原の石丸電気と混同して記憶が曖昧になっていました)
睡眠学習なんていう怪しいのも広告が載っていましたね。
いまなら、お腹が凹むとか、痩せるとか、・・・そういう類の広告は手を変え品を変え続きますね。